入れ歯は毎日使うものです。使うたびに痛みやガタつき、違和感などが気になっては、快適に使い続けることはできないでしょう。
毎日気持ち良くお使いいただける入れ歯を作るには、「精密な型どり」や「噛み合わせの分析」など、豊富な経験にもとづく高度な技術の習得が欠かせません。「歯医者なら誰でもできる」というわけではないのです。
当院では東北大学加齢歯科学分野出身で、日本顎咬合学会認定「咬み合わせ認定医」でもある院長が治療を担当します。入れ歯治療は、院長の得意分野でもあります。
入れ歯の研究で博士号まで取得し、15年以上(※)の治療経験を持つ院長なら、保険診療か自費診療かにかかわらず、噛みやすい入れ歯をお作りすることが可能です。
こんなお悩みがある方は、ぜひ一度私どもまでご相談ください。
※2024年現在
「保険診療で作る入れ歯では、しっかり噛めない」とよく言われますが、必ずしもそうとは言い切れません。
確かに、「お口の中にどの程度歯が残っているのか」「残っている歯がしっかりしているのか弱っているのか」「歯を失った原因が虫歯なのか歯周病なのか」などといったお口の状況によっては、保険で噛みやすい入れ歯を作るのが難しいケースもございます。
なぜ保険の入れ歯はしっかり噛めないことが多いのでしょうか?それは、患者さまにとって本当に噛みやすい噛み合わせの位置と、入れ歯で作った噛み合わせの位置が合っていない場合があるからです。
実は、今実際に噛んでいらっしゃる位置が、本当に噛みやすい位置とは限りません。
人間の身体には適応力があり、歯がなくなったりグラグラしたりして噛みにくくなった場合でも、身体のほうがその状態に適応しようとします。そして無理にでも噛める位置を探して、その位置で噛むようになるのです。
その結果、本来噛みやすいはずの位置とはかけ離れた場所で、無理に食べ物を噛む習慣ができてしまいます。その「無理に噛んでいる位置」に合わせた入れ歯を作っても、残念ながら噛みやすい入れ歯にはなりません。
これが、保険の入れ歯ではうまく噛めないケースが多い理由の1つです。
保険診療の入れ歯で噛みやすいものが作れるかどうかは、歯科医師の力量にも大きく左右されます。当院の院長は、日本顎咬合学会認定「咬み合わせ認定医」の資格を持つ歯科医師です。噛み合わせ治療の言わばプロフェッショナルであり、入れ歯は得意分野でもあります。
院長なら、患者さま本来の「しっかり噛める噛み合わせの位置」を探し出し、その位置に合わせた入れ歯をお作りすることが可能です。そうすれば、保険診療で作る入れ歯でも、きっと噛みやすい入れ歯を目指せると、私どもでは考えています。
入れ歯でうまく噛めない原因の多くは、前述の通り「噛み合わせの位置」が合っていないことです。
では、どこが「最も噛みやすい」のでしょうか?それは「天然の歯があった頃の噛み合わせの位置」にほかなりません。
しかし、その理想の位置を入れ歯で再現するためには、高度な技術が必要です。例えば十分な時間をかけて、以下のようなお口やあごの動きを記録し分析する必要があります。
このような「日常生活で起こりうるお口の動き」を正確に記録して、「天然の歯があった頃の噛み合わせの位置」を再現し、噛みやすい入れ歯の作製を目指します。
入れ歯が合わない原因の2つ目は、入れ歯と歯ぐきとの間に隙間があるケースです。
入れ歯は吸盤と同じ仕組みで、歯ぐきの表面にくっついて固定されます。ここに隙間ができてしまうと、吸盤がくっつかないのと同じようにガタついたり外れたりするのです。隙間ができないようにするためには、入れ歯を作る際の精密な型どりが大切です。
当院では精密な型をとるために、症例に応じて「個人トレー」と呼ばれる型どり用の道具を使用。トレーとは型どり材を乗せる枠のことで、個人トレーとは患者さま一人ひとりのお口に合わせて作られる、オーダーメイドのトレーを言います。
この個人トレーを使ってお口の型をとると、既製品のトレーを使った場合に比べ、より精密な型がとれます。私どもでは型どりに使う材料に、シリコン製を中心に複数の材料を使用。この材料を、お口の状況に合わせて併用したり使い分けしたりすることで、変形しにくい型どりの実現が可能です。
さらに入れ歯が完成した後の調整も重要で、微妙な隙間をなくすために入れ歯の調整を丁寧に行うようにしています。こういった緻密な作業を重ねながら、歯ぐきとの間に隙間のない、お口にフィットした噛みやすい入れ歯が作れるのです。
精密な型どりや噛み合わせの分析、お口の環境作りなど実践するには、どうしても手間や時間がかかってしまいます。しかし、実際にお口に入れた後のことまで考えて作られた入れ歯は、噛みやすさや外れにくさなどの面で、きっと患者さまに喜んでいただけるはずです。その思いから、当院ではこだわりを持った入れ歯作りに取り組んでいます。
私どもの作る入れ歯は、完成した後にも患者さまのメリットが続くように設計されています。一般的には、入れ歯は一度完成した後にも微調整が必要になるケースが少なくありません。私どもの歯科医院では、徹底した型どりやお口の環境作りを事前に行うため、新しい入れ歯ができた後の調整が少なく済みます。つまり、患者さまの来院回数も少なくて済むということです。
このように患者さまのご負担をできるだけ減らせるような入れ歯治療を進めています。どうぞお気軽にご相談ください。
入れ歯作りには「職人技」とも言える側面があり、より良い入れ歯を作るには歯科医師の持つ技量だけでなく、腕の良い歯科技工士との連携の有無も重要な要素となり得ます。
入れ歯は歯科技工士という専門家が、型どりによって患者さまのお口の中を再現した「模型」をもとに製作します。通常の工程では、歯科技工士が患者さまのお口の中を直接見ることはありません。
しかし模型を見ただけでは、頬や唇、お口の内側にある粘膜の状態まできちんと把握するのは困難です。場合によっては、お口にピッタリ合った入れ歯を作れないケースが生じてしまうことも。
私どもの歯科医院では、歯科技工士が必要に応じて診療に立ち会い、直接患者さまのお口の中を確認するようにしています。実際に技工士の目で見ることで、頬や唇、お口の内側にある粘膜の状態を考慮した入れ歯を作ることが可能になるためです。また、技工士が患者さまから直接ご希望を伺えるため、より患者さまにご満足いただける入れ歯作りにもつながります。
歯科技工士も、歯科医師と並ぶもう1人の入れ歯の専門家だと言えるでしょう。当院では確かな技術力を持つ歯科技工所と提携し、必要に応じて技工士が治療に立ち会うことで、一人ひとりの患者さまに合った、よく噛める入れ歯の提供を目指しているのです。
使用中の入れ歯がある場合は、調整します。
お口の中を検査します。
お口がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
あごの形や頬の動きを確認し、入れ歯を作るための「型取り」や「咬合採得」を行います。
型取りしたデータをもとに、歯科技工所で入れ歯を作ります。
完成した入れ歯をお渡しし、使い方やお手入れの方法をご案内します。
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午前:9:00~13:00
午後:14:30~18:30
休診日:日曜・祝日